アウトライン

600形は一番新しい車両でも既に30年を超えて、そろそろ限界の時期にありました。また2015年度には新型ATSを導入するということや、2013年度は横藤電車の創業が100周年と大きな節目に当たることから、新型車を導入することになりました。

モデンのDNAを受け継ぐ

100形は800形登場して以来24年ぶりにフルモデルチェンジしました。側面は821形と同じ窓寸法で、カラーリングも従来のE-carと同じですが、前面デザインは大きく変わりました。1930年の横浜駅延伸から40年間にわたり親しまれた100形がモチーフとなっています。この100形は貫通扉が上下に大きく開いて、展望性やデザイン性を意識し、鍵形ライトという特徴的なものを採用しており、100形Ⅱではこれらを復刻させています。そして行き先表示機も、従来の幕式からフルカラーLEDに変更するなど、レトロ調でありながら、革新を持ったデザインとしました。他にもみえないところで、昔使っていた警笛などを復刻したなど創業100周年にふさわしい電車です。

内装については車端部をクロスシートにして他はロングシートとし、またドア上にはトレインビジョンと呼ばれるLCDが初めて設置されました。

 電装品は500形とほとんど同じのものを採用しました。誘導電動機は800形以来、MB-5043以外は使わないという意向で、インバーターも500形と同じIGBT素子を利用したものにしています。そして台車は900形で採用された軸梁式のボルスタレス台車ではなく、E-carで750形から代々使われてきたKW-9・KW-10を採用しました。

戦前から70年代まで活躍した100形・150形をモチーフとした前面デザインとなっている。

現状

2013年5月某日に、横藤電車の心臓部原宿工場に神戸にある川崎重工から遥々、鉄路とトレーラーを使ってやってきました。新規設計の電車としては、1989年の800形以来実に24年ぶりの出来事です。その後関係者向け発表や試乗会など行い7月13日にデビューしました。

久々のフルモデルチェンジですね。

創業100周年ということで全社一丸となった奮発しました。いろんな課の人たちがアイデアを出して具体化していったのがこの100形です。

六角さんも何か案を出したのですか?

ええ。この鍵形ライトやトロンボーン笛の採用とかは私のアイデアです。

へえ。

その後、調子に乗って、昔の車両をモチーフにするなら茶色に塗ったり、揺れを増幅したり、リコ式吊り手を採用したり、いっそのこと吊りかけ駆動にしちゃえば?なんて案出したら、全部却下されました。

そりゃそうですわ…

ところで、この100形が増備されると600形は全廃される見通しになっています。

私の好きな電車だったのに…悲しいです…

僕のおじいちゃんがああああ。

ほらッ、悲しむならつなぐんのように!これ被って!

や、やめてください!

いや、このつなぐんの相方好評だったんですよ。

よかったね!

嬉しくないです…