アウトライン

2001年に湘南方面から渋谷、新宿、池袋まで乗り換えなしで行ける湘南新宿ラインが運行開始をすると聞きつけた横藤電車は死活問題に陥ると予測しました。湘南方面から渋谷に行く際、多くは横藤電車と東急東横線の組み合わせでしたが、湘南新宿ラインへ流れて行ってしまうのではないかという懸念があったからです。安さ・本数では横藤電車が勝るものの、時間やサービスで劣り、乗り換えなどがある、横藤電車は当然不利です。そこで横藤電車はサービス向上のため、ハイレベルな通勤電車を企画しました。

「通勤車以上、特急車以下」

500形はTeamRPGを中心に、製造中であった800形をベースに「通勤車以上、特急車以下」という目標の下、開発が始まったのです。車体は上半分をローズピンクではなく、特急専属であることから、赤色にし、ロゴには「E-car」ではなくflagshipの頭文字をとって「F-car」と書かれています。客用窓の天地寸法は従来車より150mm拡大した1000mmとし、また戸袋窓も設け採光性を向上させています。なおこの際にドア間の窓は固定窓としました。500形(初代)の引退以来、横藤電車が保有している電車の椅子は750形が車端部にクロスシートを設けているのを除いてロングシートのみでしたが500形ではオールクロスシートにしました。沿線には湘南という有数の観光地があり、利用客からクロスシート車を求める声が多かったためであります。ラッシュ時など大勢の客が乗る時のことを考慮して、車端のドア周辺はスペースを広くとり、閑散時向けに補助席を設けています。クロスシートの座席は外国のノルウェー・エクネス社(Georg Eknes)製の座席が採用されました。京急の2100形や京阪電車でも採用されたものです。そして機器面ではスイッチング素子を800形で使用していたGTO素子から、スイッチング速度が速く、乗り心地がよくなったりと電車にとって有利なIGBT素子に変更しました。

ちなみに車両形式500形の由来は初代と同じクロスシート車だったことからです。

500形の歩み・現状

500形は「通勤車以上、特急車以下」として大きな注目を集めました。クロスシート車は初代500形の消滅以来10年間、横藤電車には存在しなく(750形は除く)、このクロスシート車の復活は大いに話題を呼びました。500形は4編成導入されて、朝は通勤特急、昼はA特急に充当されます。