3000形は2007年にアルナ車両にて製造された超低床の次世代型路面電車車両です。2007年は横須賀市市制100周年という節目で、市電でも新たに500形を改造した観光電車を製作することになっており、その代替を主な目的として導入されました。
この電車の一番の特徴はなんといっても、超低床であることで、これはアルナ車両が開発するリトルダンサーシリーズのタイプC2として開発されました。カラーリングも従来のものから一新され、グレー、ブルー、ブラックの三色を纏ったクールな姿となっています。
また、この3000形は「クロフネ」という愛称を持っています。これは幕末に横須賀へ来航し、日本を大きく変えるきっかけとなった「黒船」と、3000形が横須賀市電を変えてくれるキーマンになってほしい願いとかけあわせたことに由来します。
製造年 | 2007年~ |
製造メーカー |
アルナ車両 |
電動機出力 |
90kW×2 |
駆動方式 |
車体装架式直角カルダン駆動方式 |
制御方式 |
VVVFインバータ制御 |
車体全長 | 13,250mm |
自重 |
20.0t |
定員 |
62人(うち座席31人) |
3001号:2007.8製造
3002号:2007.8製造
3003号:2008.5製造