1500形は老朽化が進んでいた1500形(初代)・2000形・3000形の置きかえと、優等列車の8両編成化を促進するべく1994年に登場した。主要機器など基本は1000形に準じているが、車体は初のアルミニウム合金製となり、前面の形状も角ばったものとなった。台車の軸箱支持方式は従来の円筒案内式から軸梁式に変更されている。また1000形のクロスシートが好評であったことから、通勤用に設計された本形式にも車端部に固定クロスシートが設置された。
本形式は1000形と同じく全編成が8両固定編成であり、日中の特急や朝の通勤特急などで運用されている。
❏主要諸元
・登場年:1994年
・編成:8両編成
・車体:アルミニウム合金
・設備:3扉・ロングシート(車端部クロスシート)
・制御方式:GTO素子VVVFインバータ制御
・制動装置:回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ
・営業最高速度:110km/h
・起動加速度:3.3km/h/s
・減速度:4.0km/h/s(常用最大)4.5km/h/s(非常)
❏編成表(2020年現在)